top of page

基礎基礎基礎の基礎

こんばんは。3回生470リーダー&会計&学連の長野です。

新体制発足して半月少し。あまり吹かない週末続きでしたが先週の土曜日はまあまあ吹いてくれました。

西医体が終わり、自分はスキッパーとなった訳ですが、10月はまず「正しい角度できちんと走る」を自分個人の最重要目標として練習をしてきました。とはいえ、まだまだ全然だめです。クローズでは、特にセミトラくらいの風域で風が落ちてアンヒールしたときに上りすぎたと思って思わずおりてしまったり、オーバーコンディションでコントロールロープを引くときにティラーがぶれたり、シンプルにティラーを動かしすぎていたり。。。ダウンウィンドではもう少しおろせる、もう少し上った方がいいなど、まだまだVMGを感じ切れていません。特に風が変わったとき。

10月中の目標達成はなかなか難しそうですが・・・感じたこともありました。日曜日の午後、風の強弱のある海面だったので、「ヒールトリムが必要な時はティラーではなくまずクルーを動かす」ことを意識してクルーにぐいぐいヒールトリムについて注文してみたところ、少しは改善したような気がします。

課題が山積みではありますが、一つ一つ意識をしながら、よくなっているという実感を持ちながら練習ができることが大切ですね。

現時点では正直なところスキッパー、クルー、そのコンビネーションと、基本動作がまだまだ満足にできていません。動作というのは基本中の基本であり、美しい動作を、息をするようにできるようになるまで極めるのが理想だと思います。基礎ができているからこそマーク回航練習やスタート練習、その他の練習にも意義が出てくる。基礎基礎基礎をしっかり固めていきましょう。


練習に来てくださった藤井さん、佐保さん、佃さんありがとうございました。

これからもよろしくおねがいしますm(__)m


余談というか最後にひとつ、練習についての僕の今の考え方について。もしよければ部員のみんなも読んでくれるとうれしいです。(ご意見ご感想歓迎)

「うまくなる」というのには2種類あるのではないだろうか?

●できないことができるようになるという上達

●できることの成功確率が上がるという上達

前者は例えば「サイドジャイブでスピンポールを一瞬で突き出せるようになった」

後者は例えば「前までは3回に1回ぐらいジャイブでスピンをつぶしてしまっていたけど、今はもうほとんどつぶさずにできるようになった」

とかかな?

そこで、どちらを重視する?という話ですが、どちらも重視しなきゃねという訳で。

新しいことができるようになったからといってそれと引き替えに今までできてたことの成功率が下がっちゃ意味がない(例えばポールを早く突き出すことに集中しすぎてスピンが回ってないことが増えた)。

動作の成功率が上がっても、動作全体としての完成度が60%ぐらいならそんなに意味がない(5回中4回はスピンをつぶさずジャイブできるけど、毎回ちょっと上りがち)。むしろ変な癖になっちゃったり。

要するに、練習をするということには2種類の「うまくなる」意味があるとおもいます。案外できないことには目を向けられていても、できるはずのことの成功率が意外と低いことに気づけてないことってあるんじゃないかなと思います。例えばタックとかどうだろう?満足いくタックができる率って意外と高くないような・・・

タック、ジャイブの動作だけじゃなく、例えばクルーなら上マークのアプローチ、ベアのアンヒール、スピンダウンなどは比較的成功率を意識しやすいし、改善もしやすいかもしれないね。そういう部分からまずは一歩ずつ。

是非両方の「うまくなる」を意識してやってみよう!


最後まで読んでもらい、ありがとうございました!

 
 
 

最新記事

すべて表示

副将挨拶

日頃より神戸大学医学部ヨット部への暖かいご支援、ご声援を頂きまして、心より感謝申し上げます。  10月より副将を務めさせていただいております2回生の藤原佑吾と申します。私はまだ入部してから2年目というところで副将を務めさせていただくことになり、不安も多くありますが、頼りにな...

新主将挨拶

皆様こんにちは。日頃よりヨット部の活動にご理解、ご支援いただき誠にありがとうございます。4回生470スキッパーの杉山です。10月より新しく主将を務めさせていただいております。1年間精一杯やりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ...

11/17練習報告

こんにちは!470の2回生クルーの小山賢一です! 午前は風があまり吹いておらず、13:00ごろから風が強くなり4mほどに達しました。 今日はお昼に陸に帰らずに午前午後ぶっ通しで練習をしました。お昼ご飯は海上でヨットに乗りながら食べ、陸待機の人だけ交代しました!初めての試みで...

2 Comments


木原先生

4回生が0人の状況で、そもも人数も少なく、艇もあまり出せずとなかなか苦労しながら練習しています(^^;


先生がおっしゃったように、スキッパー、クルーがどちらも熟練していない状態だと、とくに風が強い日にはどちらの練習とも言いがたい状況になってしまう、ということを先日の強風で実感しました。どうすれば効果的な練習ができるのかを考え、ときには自分は艇をおりて先輩に乗ってもらい、クルーの練習を徹底したりということも大切ですね。

必ずしも艇に乗らずとも、先輩を見て得られるものも多いと思います。


また、同じような内容の練習でも何を主な目的と置くかで重視すべきことが変わってくるのも事実ですね。

僕自身は毎回自分なりの目標をなにか一つ以上立てて練習に臨んでいるつもりですが、練習の目的を共有し、目的達成のためになにを考えるべきなのかをしっかり意識していくことが大事だと思います。


今後も応援よろしくお願いします!

Like

木原 伸介
Nov 02, 2018

新体制になって順調に活動が始まっているようですね!

最初のころは有意義な練習をする事が難しかったりするものです、海上での集合に時間がかかってしまったり、練習の目的を理解せぬまま漫然としてしまったり。

最初のころは特にOB、OGをうまく使ってくださいね。スキッパーとクルーの両方が熟練していない状況だと、どちらが悪くて船が上手く動かないのか分からず建設的なフィードバックも得られません。OBやOGはスキッパーをしてもらってもクルーをしてもらっても学ぶことが多いと思いますよ。


Like
bottom of page